女になりたくて～　ニューハーフ娼婦・麦子

珍しく、麦（ばく）ちゃんが、女性に気を引かれたみたいです。
うーん、性的にどうのこうのというパターンではなく、放っておけない、心配、幸せになって欲しい、という感情ですね。
男を捨てる気はない。ただ、女の人を愛する事もやめた。麦ちゃんとしては、女になれるか？という好奇心から、願望が生まれたのは、自然な経緯と言えます。
人はそれぞれ、役割を演じ、一つ一つの事に当たります。男なら男として、親として、夫として。女も同じ。
男と女の間の深くて暗い川をどう渡るか？突き詰めれば、愛するパートナーとの運命共同体、家庭、家族以外の道もあるかもしれません。
でも、今はもう、麦子達も明らかに参政権？みたいなものをもっています。
そう、麦ちゃんの人生航路の舵取りに影響を与えます。
だから、麦ちゃんの「決定事項」も絶対ではなくなっていますね。
ただ、くすぶっている麦ちゃんを見ていると手助けが必要と考えます。
男はいつも、雄々しくないとね。
弱い安定環境にいつまでも安穏とはしていられない。